2月15日(金)最賃生活体験運動6日め-

朝はピュアな水のみ200㏄、一日3食、特に朝ご飯をちゃんと食べられない時は、きな粉とヨーグルトとはちみつを混ぜて食べるよう指導を受けていますが、なかなか実践できないことがあります。昼はカニクリームすぱげてぃ 835円でした。夕食はパンとスープとチキン、卵、キャベツ・菜の花炒めで400 円 で、食費小計は1,235円です。

交通費は、昼に事務所へ行き地下鉄代が 270円、そのあとリハビリへ行き 230円、帰りが 200円の小計 700円で、支出合計は1,935円でした。

 

おとついの夜、つまり13日には、ドテ煮やタマネギの半平をいただきながらH先生に村上春樹の『騎士団長殺し』の話をしましたが、モーツアルトドンジョバンニやリストの曲について説明しておりましたが、肝心の騎士団長殺しとはどういうつながりなのか、というところは「先生、『騎士団長殺し』を読んで下さい」と逃げを打ってしまいました。だから、騎士団長のイデアのことはなにも話せませんでした。

2017年2月22日に急性大動脈解離となって、丁度そのときにたのんでいた『騎士団長殺し』がKさんによって病院に届けていただいて、切開された胸が痛くて床に伏せっていた3カ月、この小説を読んでいたことが思い出されます。

70ミリも右側の心臓から直接出ている大動脈が腹部近くまで内膜で裂けていた人間が生きていることが奇跡で、救命手術でいのちがとりとめられたことも奇跡だと執刀医の先生が言っておられたということを後に聴きました。

あのとき死んでいたらもちろん今の自分の人生はまったくないものなのですから、生の中に死があるという村上春樹の死生観(どこに書いていたかはもう忘れましたが)は、実にその通りだと思いました。

しかし死にとらわれたなら、おしまいなんじゃないですか。急性大動脈解離も5年後生存率は80%くらいですから、5人に1人はお亡くなりになるらしいですけれど、そんなことにとらわれるなら、こんなところでくたばってたまるかとゾンビのように復活した甲斐がない、というものです。今日は労問研の先生と4時半頃に会館の1階でそんな話をして大笑いしながら金山に向かって歩みました。