4月24日(土)あすは名古屋市長選挙の投票日です。

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コロナワクチン接種の案内が来たので会場を検索したけど名古屋は2カ所しか出てこなかったので、しばらく様子を見てからにしようかなと思っている今日この頃

昨日はハーヴェイ氏の『新自由主義』をとりあげた未来研究会に参加させていただきました。日本の戦後経済史の中で、とくに高度経済成長の時期は『通産省と日本経済の奇跡』に提示されているような国家独占資本によるけん引があったに違いないけれども、最近の市場原理主義とか小さな国家とかの新自由主義の支配はどのようにして形成されたかということは勉強しておかなければならないと思います。

『虐げられた人々』は355ページまで、『桃源』は80ページでこちらのほうが娯楽本なのに進まなかった理由は講談社ブルーバックスの『日本酒の科学』を122ページまで読んでいたからです。

戦後の日本経済史と政治史は、ついこの間までは、『経済』のいろいろな論文を読みながら大会方針の情勢についてを書くときによくおさらいをしたりしていたのですが、このところ、その機会がなくなって勉強不足です。

しかし、日本の新自由主義はたしかに小泉政権郵政民営化とか規制緩和がグンとすすめられたという面はあるものの、やはり前川レポートから、そして『新時代の日本的経営』からということで、橋本内閣と中曽根内閣のころからずっと力をつけていったとみることができると思います。

ただ、概念と用語はある程度厳密に使わないと、新自由主義という言葉自体はかなりにあいまいなところもあるため、いろいろなところで容易に使えますから警戒心がおこりますね。ある時期、資本からの攻撃は、「合理化」攻撃で、ある時期にはリストラで、またある時期にはパワハラと言っていれば大体間違ってはいないという感じになることがありました。

新自由主義についても、間違ってはいないとしても、定義をはっきりさせないと、現代資本主義の進んでいる内容についてなんにでも使えそうで警戒心を持つことが必要な気がしています。

本日もこんなところで、ごきげんよう