2020年2月21日(金)『賭博者』を読了!

今日は自分の裁判があったので裁判所へ行き、午後5時から大曽根三菱電機名古屋工場前にて電機情報ユニオンの宣伝行動のお手伝いに参加し、そのあと6時半から愛労連でおこなわれた愛知争議団連絡会の役員会に出席させていただきました。交通費は、230円×2+270円×2で1,460円。朝は水200㏄とバナナ・イチゴ・ヨーグルトで250円、昼はKKR三の丸にてランチ1,100円、夕食はざるそば400円の小計1,750円で、支出小計は3,210円で累計は69,041円でした。

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ドストエフスキーの『賭博者』を21日間もかかって読み終えました。高校生の頃であれば、これくらいの長さの小説は2日もあれば読んでしまったかなぁと思います。ともあれお祖母さんはポリーナにだけ遺産を残して亡くなり、ポリーナはずっと病気ながら(おそらくメンタルなのでしょう)その遺産でスイス旅行をしており、将軍は卒中で亡くなってしまいました。ポリーナの幼い妹と弟はロンドンで勉強しているそうです。主人公はルレッテンベルグで監獄に入れられ、誰かが身請け人となってのち下男として働いていました。そしてミスター・アストレイからポリーナが愛していたのは君だといったことを告げられ、明日こそまたバクチで大もうけをしてスイスに行く夢を見るのです。この男の身はすでに滅んでいます。

ドストエフスキーは『賭博者』においてなにを描いたか、前にも書いたことがありますが、「人間とは欲に手足のついたもの」という西鶴の言葉ほど適確な表現はない、ということです。その、勝ったり、負けたり、ということの強熱、気も狂わんばかりのエネルギー、金銭欲と愛欲の混淆たる人間存在のありさま、そしてその人間存在をとらえる哲学。これがドストエフスキーです。

コロナウイルスのせいでいろいろなイベントが中止になったりしていますが、明日の講演会が中止にならないか、ちょっと心配です。