2020年2月17日(月)

今日は第一交通労組賃金不払い裁判の傍聴があったので裁判所へ地下鉄で行き、愛知争議団U氏の車に乗せていただいて労働会館の組合事務所へ行き、午後4時からスポーツトレーディングカンパニーの和解終了後の最終の弁護団会議で南部法律事務所へ歩いて行き、北部青年ユニオンのW氏の団体交渉で日比野へ行きました。交通費は、230円+210円+270円の710円でした。朝は水200㏄のみでゼロ。昼は鰆焼き魚・野菜煮物・味噌汁・ご飯で880円、夕食は刺身定食1,320円小計2,200円で支出小計は2,910円で累計は59,946円です。

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『賭博者』は第11章を読み終えました。大勝したお祖母さんがホテルに帰って、そしてもう一度賭博場へ行って負けが込みつつあるところです。道を来る人を乞食扱いして金を恵んでやっても、将軍には金はやらないとお祖母さんが言ったことで、フランス人のド・グリエとブランシュ嬢と将軍の関係を描写しています。そのように登場人物を欲望から描いているところはとても見事という感じがします。主人公のポリーナに対しての嫉妬心をポリーナがイギリス人のミスター・アストレイの手紙を託したことから描いていることも同じで、心理というよりも感情をゆたかに表現する力が感じられます。

こうした人間把握の深みがドストエフスキーの小説のすばらしさなのでしょう。『罪と罰』でも、『悪霊』や『白痴』、そして『カラマーゾフの兄弟』でも、この『賭博者』とちょっと似た感じの『未成年』でも、登場人物は、なにか極端な行動をおこなったりする場合でも、『賭博者』のお祖母さんと同じようにバクチを打っているわけです。

目をギラギラと血走らせて。

22日の講演まであと5日ですが、なんとか読み終わることができるか、というところです。全集版で58ページですからぎりぎりでしょうか。

『美濃』も寝る前に読んでいますが、まだ最初の1章がおわりません。こちらも楽しんでぼちぼちとすすめます。

ほんじつも、こんなところで。