2020年2月20日(木)

本日は午前10時からK学園の弁護団会議で名古屋駅へ行き、その後1時からT工業の弁護団会議で車に乗せてもらって丸の内へ行き、夕方は中地域センターの名古屋市政の学習会で新栄に行きました。交通費は、200円+210円+230円の640円。朝は水200㏄といちご&ヨーグルトと吹雪まんじゅうで278円、お昼ご飯はサーモンサラダサンドとアッサム紅茶830円と夕方は豚しゃぶ・野菜煮込みカレーで1,112円。食費小計は2,220円で夕方の集会の古沢公園カンパ485円をあわせ支出小計は3,345円、本日までの20日間の累計は65,831円となりました。

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『賭博者』は1年8カ月もほおっておいたというこの手記に作者=主人公が立ち戻る最終章第17章へ読み進みました。主人公はポリーナと別れ、毒婦で将軍の元婚約者ブランシュ嬢と一緒にパリに行って同棲し始めるという奇妙きてれつな人間関係にいたっています。普通では考えられないような、ある意味で病的と言うべき奇っ怪な人間関係、とくに16章後半での主人公と将軍とブランシュのイタリア映画「ガラスの部屋」のような三角関係は、その前に現れたポリーナとド・グリエとミスター・アストレイと主人公の四角関係につづいて人間の愛憎のありさまと、そこで精神が狂っていく状況を鋭く描いています。しかし、こんなことってあるのだろうか、ああ恐ろしい。だけれども、現実は本当にこんなものなのかも知れません。これが真実であり、真相であり、こうしたことから人生の様々な様相が浮かび上がってくるし、そうしたことを力強くえぐりだし描いて引き込んでいくところにドストエフスキーの小説のすごさがあることはいうまでもありません。なかなかここまでのものというものはみつけることはできないでしょう。あとすこしで最後まで読み終えます。

小島信夫の『美濃』は「ルーツ前書(一)」を読み、(二)に入りました。