2020年2月16日(日)

本日も交通費はゼロ。食費は、朝が水200㏄のみでゼロ、昼がとろろそばと蟹寿司で350円、夕食がミートソーススパゲッティ650円で、1,000円。これが本日の小計で、累計は57,036円です。

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『賭博者』は第11章では、足なえのお祖母さんが賭博場に乗り込んで大勝負に勝ったところまで読みました。米川正夫の全集版での解説によると、ポリーナというのはドストエフスキーの実際の恋愛相手であったそうで、病妻を置いて田山花袋のような女弟子みたいなところから関係が始まったものらしいです。よくある不倫ですね。それはそうと、ルレッテンベルクという架空のドイツの都市には、賭博場と温泉があるという設定で、お祖母さんが乗り込んできて将軍がお前にゃ1円の金も渡さないと宣告されぺっちゃんこにされて、そしていきなり賭博に出掛けて大ギャンブルをして、この金満家の75歳の女地主は初めてのバクチでとんでもない大もうけするのです。

小島信夫の『美濃』をすこし読み始めました。年譜づくりを頼んだ、といったところです。小島信夫は1971年(昭和46年)に6冊の全集を出していますから、そのときに年譜は作っているだろうけれど、出身地の岐阜での作家の行動とか、年譜制作者との関係とか、なんだか不思議そうなこだわりに満ちたことが書かれています。『文体』という雑誌に連載し始めた最初は、何かエッセイのつもりで書き始められたものの、小説になってしまったということなのか、もうすこし読んでみないとまだわかりませんが、すごく面白いらしいです。

まっ、楽しみは多い方が良いかも知れません。