2020年2月15日(土)折り返し点を過ぎて

本日、交通費は無し。食費は、ライスコロッケほか&パリパリチキンの白ワインバターソテー(にんじん・ブロッコリ・豆添え)とご飯、シャーベット・フルーツケーキ・チーズケーキ・キウイのデザート、紅茶で2,000円、夕食は金目鯛見ほぐし弁当600円、支出小計2,600円で累計は56,036円でした。

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『賭博者』を第10章の2ページまで読み進めましたが、お祖母さんの登場によって将軍の一行勢揃いのもとで、なにか力関係が一気にひっくり返ったような様相となっています。ドイツ人男爵とのいざこざも、主人公にとってそれまでの窮地から有利に転じ運んでいく流れにかわったようです。ひとつの事柄は起承転結といいますが、現在はまだページ数から見ると半分に至っていませんから、まだこれからです。

土曜日曜はコロナウイルス問題もありますし、できるだけ労働組合の行事等がない限り引きこもって読書三昧したいと思います。

絲山作品は、つづけて『薄情者』を数ページ読みましたが、これはちょっとやめて、小島信夫の『美濃』を読むことにしました。理由は説くにありません。気の向くまま、ということです。

今夜もこんなところで。

 

2020年2月14日(金)

今日はG氏と落ち合って、K氏と3人で1時間半ほど若干の論議をおこない、その後電機情報ユニオンの春闘宣伝行動への支援が延期となったため、黒交わすポートセンターへ行ってリハビリトレーニングをおこなってきました。交通費は200円×3の600円。食事は、朝が水200㏄、昼顔増に、お汁粉ともち三昧のうえ、夕食も餅入り味噌煮込みとイチゴで、昼が300円、夕食400円の小計700円で、本日の支出小計が1,300円、累計が53,436円となり、明日で折り返し点ですが、単純に倍すると2万円くらいオーバーかなという感じです。

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今日も『賭博者』は読めませんでした。そのかわりとも言えませんが、絲山秋子の単行本『妻の超然』最後の作品『作家の超然』を読了し、「文学の神様、それはギャンブルの神様とどこが違うというのか」「文学は、どんなにがんばっても忘れられた経済学の理論以上にはなれなかった」などの文章に刺激され、いろいろなことを考えました。

「忘れられた経済学の理論」が世間一般との関係においてマルクスの理論であると仮定するならば、それは資本主義の変革を志す者たちにとっては忘れ去られてはいないばかりか、いっそうの生命力を具現化しようとしているというべきことや、また文学作品の評価においての価値を考えるなら、また異なる理解を持たざるを得ないこともあります。例えば、ある書物の使用価値は、とてもその本を買った値段とは一致しないことはいうまでもないし、それは『資本論』と『逃亡くそたわけ』のどちらでもそうであるでしょうが、仮に1冊2,200円だったとしても、その内容はそのような価格表現分の価値しかないかというとそんなことはありません。同じような「10エレのリンネルは1着の上着に等しい」という文章が書いてあっても、その主観的価値のありかは人によってまったく違うのであり、人間それぞれの主観的な価値というものは、完全に客観的な人間社会の経済的社会構成体においての価値とは違ったものなのです。

そんなことは当たり前だとしても、『資本論』の価値も計り知れないほど巨大であるけれども、人間の文明・文化、芸術・文学の価値もまた大変なものがあることはいうまでもなく、それと書籍の代金はまったく無関係だから、そのことではとても大きな恩恵を受けていると思わなければなりません。人類の知的遺産はとてもお金ではかれないのに、最低賃金生活体験をしていても、そのお金ではかられようもないものを絶えず問題意識として摂取し続けて生きていくことを自覚的に貫く生き方をする、それが支配層に対置すべきアンチテーゼをなしていると思います。

おそるべし、ひとのこころ。きょうはこれくらいで。

 

2020年2月13日(木)

午前中は愛労連民間部会の事務局会議にオブ参加させていただき、昼からトヨタ過労死裁判の傍聴、夕方は改憲発議STOPキックオフ集会に出ました。

交通費は、270円+230円+270円で770円。食費は、朝が水200㏄ときな粉・ヨーグルト・蜂蜜でゼロ、昼はセレクト弁当980円、夕方は刺身定食1,260円で小計2,240円、支出計は3,010円で累計額は52,136円です。

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今日も『賭博者』は読めませんでした。『作家の超然』は、宮澤賢治の雨にも負けずが出てきて、お前は手術をするところまで読みました。

今日は忙しくて疲れたのでほんのこんなところで。

2020年2月12日(水)

朝自転車で上飯田第一病院に行き、1時間近く待って診察を受け、治療をしてもらってその足で北病院へ行って組合員検診の予約並びに花粉症の薬をもらうため耳鼻科の予約を取り、その後、名古屋法律事務所での弁護団会議に出席させて頂きました。

交通費は、200円×2の400円。朝は水200㏄だけ、昼食は鯖の塩焼き定食700円、夕食はリブステーキとご飯・スープ・サラダのセットを頂き1,600円、食費の小計が2,300円、支出小計2,700円、累計は49,126円です。

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今日は『賭博者』は1行も読めませんでした。『作家の超然』は10ページくらい読みました。この作品では、主人公は「おまえ」と呼ばれています。『妻』と『下戸』では他にも登場人物は出てくるものの、前者では文麿と理津子、後者ではぼくと恋人を軸としており、語り手が女性から男性に代わって、そして『作家』では主人公をおまえと呼ぶ人になっているのかな、と思います。

そういえば少し前に筒井康隆の『聖痕』も読みましたが、『邪眼鳥』も読みたいと思ってとってあり、まだ読む機会がありません。そのようにとってある本が次々と増えて、パラノイアには本当に困ったものです。そうは言っても、いろいろなものをずっと読み続けていくことは楽しみであり、読みたくてとってある本が大量にあることは内面世界の知的欲望の体系を構成しており、三昧が歓喜を予感させているのです。

ある意味では、そのように客観的世界の変革においても、厭うことなく変革への契機となる運動にたえず身を投じていき、とりくみを広げ発展させることには意義があります。いくつになってもその志を変えることはないでしょう。

昨日のトヨタ総行動の写真のうしろの右っかわにもマスクをしてだぶだぶのダウンを着て写っていて、あしたの午後からのトヨタ過労死裁判にも傍聴に参加します。

日々、民主主義的変革に向かって、歩み続ける運動の一歩一歩をみずからのものとして踏みしめて生きることが大切であり、最賃生活体験運動の一日一日も然りでしょう。

本日もこのあたりで。

 

2020年2月11日(火)

今日はトヨタ総行動で、10時半から中センターM議長とともに大名古屋ビルヂングの前の日陰の車道側で1時間にわたり、寒さで耳が痛くなるほどでしたが、横断幕持ちの一員として立っていました。デモ行進はラップのコールで、若い女性たちが、ニコニコと好意的な笑顔を送ってくれていました。とても良いパレードだと、評判になるかも知れません。その後、愛労連で栄総行動の印刷して頂いたビラを受け取って中センターに届けて、黒川スポーツセンターへ行きました。交通費は、200円+170円+200円+200円で小計770円です。

食事は朝食が水200㏄とロールケーキでゼロ。昼食がサワラ塩焼きと野菜の煮付けごはんで660円、夕食が天ぷらとわかめ・たこの酢の物、湯葉とご飯で400円、小計1,060円です。支出小計は、1,830円。累計が、46,426円です。

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『賭博者』は、将軍の結婚相手とされているマドモアゼル・ブランシュ・ド・コマンジュの経歴が第8章で明らかとなり、「死んだはずだよ、お祖母さん」がいきなり登場する第9章へとすすみます。イギリス人のアストレイにドイツ人男爵との諍いとか将軍のこしぬけの、しかし主人公をなじり追い出そうとする態度、フランス人が仲介役と言いながらも将軍のいうことを聞くように脅しに来る態度、主人公が恋人と思っている謎の女ポリーナはフランス人の奴隷なのか、イギリス人とはどんな関係なのか、いろいろと絡み合う物語がドストエフスキーの手により着々と展開され、みんながその人の死によって遺産分配にあずかろうとしているお祖母さんが、生きて登場する場面です。仰天すべき筋立てと様々な謎が、続きを読み進める牽引力として働いています。

『下戸の超然』は読み終え、『妻の超然』では夫は捨てられることはなかったけれど、『下戸』の主人公の男は、最後に酒飲みの恋人に捨てられますが、その言い分は決して理解できないものではなく、人をどのように見るかという点で、そういうことはあるんじゃないかな、と思いました。『作家の超然』に、こちらはすすんでいます。

今日のネットの記事に「日本人は、先進国で一番孤独な国民」という記事がありました。その記事によると「2018年、英国シンクタンク「レガタム研究所」が国の繁栄に関する統計を発表」しており、「健康や安全性などの項目が高い指数を指す一方で、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)の充実度が149カ国中、99位であり、OECD(経済協力開発機構)に加盟する先進国31カ国中では、30位でした。最下位であったギリシャが、アメリカのRussell Investmentsにより発展途上国に範疇替えさせられたことを考えれば事実上、日本は先進国中では最下位」となっているとのことです。

『下戸の超然』での美咲という主人公の恋人の言い分や活動が主人公によってどのように観察されているか、ということを考えながらも、もっともだなぁ、と思う反面、偽善とはどういうものでどのように見抜くべきか、とか主人公の考え方が必ずしも狭く硬直しているとも思えませんでした。

きょうもそういったところで。

2020年2月10日(月)

今日は朝からトヨタ過労死裁判の傍聴で、交通費は230円+230円+270円の730円です。朝食は水200㏄ときな粉・ヨーグルト・蜂蜜MIXでゼロ。昼はヒレカツ2個と海老フライ1個、はさみ揚げ1個にキャベツ・しじみ汁・ご飯で1,260円、夕食はコロッケ1個とトーフ鍋、ブロッコリ・にんじん・海老のサラダとご飯で600円、食費小計1,860円、支出小計は2,590円、10日間の累計は44,596円となってしまい、早くも使えるお金の半分くらいが羽が生えて飛んで行ってしまったようなあんばいです。

今日は昼に名古屋で初雪が降っていました。トヨタ過労死裁判の証人尋問は、13日午後から続きがあるので、これもぜひ傍聴しなければなりません。

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『賭博者』は第8章まで進み、イギリス人が出てきましたが、その前の7章でフランス人のド・グリエ氏が、将軍に続いて主人公を脅したりすかしたりしていたこととまったく違った役回りでの登場のようです。それもこれもポリーナのしかけたドイツ人の男爵夫妻にちょっかいを出したことに起因して、普通に考えると困ったことが持ち上がり、展開していっています。

『下戸の超然』は現在120ページ、『美味しんぼ』は単行本3冊を読み終え、4冊目に入ります。

最賃生活体験として10日を経過したと言うことは、1/3を終えたということです。

明日は名駅のミッドランドスクエア前にてトヨタ総行動です。

なので、これくらいで。

 

2020年2月9日(日)

今日はK君に会いに近鉄に乗って三重県の津新町まで行ってきました。交通費は、中央線と近鉄で片道1,220円×2で2,440円。食費は朝がピュアな水200㏄ときな粉・ヨーグルト・蜂蜜でゼロ。昼はカレーライスとコーヒーのセットで660円、夕食は、手作りコロッケとブロッコリ・にんじん・小松菜サラダ、半平の卵とじ、ご飯で880円、食費の小計は1,540円で、本日の支出小計は3,980円、累計は42,006円でした。

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今日は近鉄電車の中で、『賭博者』の第7章のはじめのところまで読みました。

K君とはいくつかの話題を話しました。

電車を待っているホームとか外はとても風が冷たく、もう30年くらい前に、リュックにワインを入れてスキーのリフトに乗り、山頂でキンキンに冷えてすごく美味しいのを飲んだ思い出と、リフト待ちの寒かった記憶が呼び覚まされました。

そのころから雪面の陰影が見えず、目は悪くなっていたと思います。

K君は心房細動不整脈とのことです。

『賭博者』ではポリーナにそそのかされてドイツの男爵夫妻とのいざこざから、将軍との諍いとなって、ごたごたとした出来事が始まっています。

主人公はまんまと罠にはまっているのかな、という感じです。

今日は津新町に行って帰ってきただけのような一日でした。

それではまた明日ですね。