2022年2月28日(金)今日が終わり明日が来る

組合事務所へ行き、JR中央線で名古屋駅へ行き、帰ってきたので、270円+170円+200円で小計640円。昼は長持ち弁当はおごってもらいましたが、鯛のあら煮題として1,000円を拠出し、夕食はグリーンサラダと干しぶどう入りのピラフを頂き、880円で、食費計としては1,880円。支出小計は2,520円で累計は95,286円です。今日夕方名古屋駅へ行ったのは、本当は名張事件愛知の回総会への出席のためでしたが、コロナウィルスの感染拡大への予防から、さまざまな企画が中止となって、その総会も中止でした。かわりにといっては何ですが別の催しがあったため、そちらの方で大変面白く意義深い話を聞くことができました。

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『失踪者』にもカフカらしい奇妙な感覚の叙述が出ています。ニューヨーク近郊のボランター氏の別荘に誘われて、ボランター氏の娘のクララと来客のグリーン氏と4人で食事をしているときの描写です。

「グリーン氏はうなづきながら、肉を口に入れた。カールはたまたま目にしたのだが、グリーン氏の舌がニューっとのび、肉のひときれを巻きとった。急に気分が悪くなって、カールが立ち上がったとたん、ポランター氏とクララが左右からカールの手をとった」

グリーン氏はカメレオンのようなものの象徴でしょうか。

そのあとでも「なんてことだ、この脂ぎったニューヨークっ子の遊び人が、はっきりとクララを弄んでいるというのに、またこの夜の客であるカールを傷つけ子ども扱いしたというのに、ただじっと我慢をしている。」という状況が描かれています。

ところで山家悠紀夫『日本経済30年史』が届き、最初の部分、つまり1990年頃からの新自由主義経済政策が支配的になっていくところあたりを読み始めました。ソ連邦崩壊による社会主義の経済世界が世界資本主義に包摂されたという簡単な概括の部分です。

ところで、いま日本経済は消費税率の10%への引き上げによる消費の冷え込みが災いしてGDPが6%低下しているなかで、コロナウイルスとその感染拡大にたいする対応が後手となって、とんでもない事態が起ころうとしています。マスクが入手できないどころではない、大変な状況となりつつあります。

そして最賃生活体験運動は、残すところ、あす1日となりました。