2月22日(金)最賃生活体験運動13日め-

事務所への交通費 270円、リハビリへの同 230円、帰りの同 200円、小計 700円です。

朝の食事はピュアな水200㏄とお豆腐屋さんの水ようかん2切れ、お昼ご飯はおいなりさん4個・シメジと小松菜、にんじんの炒め物、牛乳150㏄ 350円、夕ご飯は目玉焼きのせ豚肉キャベツ焼きそば、 400円、食費小計は 750円です。支出合計は1,450円でした。

 

昔から古本屋さんはよく行きました。最近はいらない本の処分にもブックオフなどを利用させていただき、本当に二束三文で引き取ってもらっています。志賀直哉の復刻本だとか『アチソン回顧録』2冊1箱のものを持ち込みましたが、値段がつかないのか、ほとんどゴミ扱いのような有様です。東野圭吾の『沈黙のパレード』は 500円で引き取ってくれましたがね。アチソンなんか名前を知っている人も、ほとんどいないでしょうから、仕方がありません。さっきアマゾンで見てみましたら、6,800円で売りに出ていました。レオーノフの『スクタレーフスキー教授』もゴミ扱いで値段はつきませんでした。そういえば、レオーノフの『泥棒』が収録されていた集英社の世界文学全集は1冊を高知の友人へ送ったこともありました。これは比較的よく出ていたので、もう1冊買い、今も持っています。ロシア文学の中ではゴーゴリが最初に好きになった作家で、ほとんど読みあさって、いまでも『イワーン・イワーノビッチとイワーン・ニキーフィロビッチが喧嘩をした話』などという長い題名を覚えていますが、その話の中身はきれいさっぱりと忘れてしまいました。『鼻』や『外套』、『死せる魂』、『狂人日記』、『タラス(隊長)ブーリバ』、『ディカーニカ近郊夜話』など読んだ本の題名は覚えていてもことごとく記憶のかけらも残っていません。書物は中身が大切だと言っても、そんなものです。仕方がありません。読んだときからもう50年以上たってしまっているのです。これから50年生きることはありません。今読んでいる本は何の役に立つのでしょう。役に立つから読んでいる、というわけではありませんけれどね。

そのように人生の一コマというものも、必ず意義や意味があるとか役に立つとかというものでもないでしょう。しかし、その人に固有の一刻一刻の人生があるのであり、いとなみがあるのは不思議ですね。